ほぼ 11 年間、時々、耳にしてきた〝アラゲル〟そのニュアンスから、
朧気ながら、どんな意味なのか、どんな事を表わすのか、感じ取って居たが、
決定的な、正確な意味は、何も解らなかった。
いずれにしても、この地方独特の〝方言〟と言った認識しかなかった。
何故なら、それまでの六十年間、たったの一度も、耳にした事が無い言葉だった〝アラゲル〟
つい最近、子ども向けアニメの主人公が口にした〝アラゲル〟を耳にした事で、
『※ Amazon Prime〝どろろんぱっ:主人公は、百年前 11 才で亡くなり、お化けを続けている小野小町(おのこまち)〟本人云く、三代美女の(おののこまち)ではない〝の〟は要らない。』
そのすじの流れ、言を発した場面から、ある程度、そうなのかと思い、辞書を引いた。
言葉そのまんまが、ズバリ存在した。どうも、方言ではないようだ。
〝アラゲル〟
あららげる。「声を―・げる」〔本来は「あららげる」で,「あらげる」は近年使われるようになった語形〕
ここに来て、全く思いつかなかった目撃、遭遇が、すべて、ぴったり当てはまった。
来てすぐに、ホームセンター、スーパーで遭遇したが、それ程頻繁では無かったのだが、
最近、頻繁に〝アラゲル〟に、遭遇するようになった気がする。
スーパーの店員が物出しの際、運んできた入れ物を床に置く際の大音響。
さぞかし、他の客、他の店員もびっくりしたろうと、
辺りを見回したが、まったくの、無頓着だった事が、さらに驚いた。
荷札を書いている時に、従業員が依頼された荷物を、仕分け場に、運んで行くのだろう。
出入りドアの開閉の大音響。温泉施設、脱衣所に出入りする際のドアの開閉、大音響。
家を出る際、何か、もめ事が、あったまま出て来たのか・・・
従業員どうしのトラブルでもあったのか・・・
〝アラゲル〟
の言葉が、あてはまる人々の行動、あまりにも日常の、さりげない場所で、数多く目にするし、遭遇して来た。
背中を向けて、荷札を書いている時など、大音響に、さすがに、身体が浮いてしまった。。。(^^ゞ
この時も、受付窓口の女性など、何事も無かったように、平常だった事に、倍驚いた。
そう言えば、この 11 年間、すべて中古車しかも、車検を通らないような車で、四台も買い換えた。
二台目の軽ワンボックスまどは、布を挟んで、ハンマーで叩いたようなキズ・・・、さすがに、腹が立った。
四台目、購入後、数週間の間、さまざまなキズが絶えなかった。
この地に流れついて 10 年余り、世話を受けた感があって、耐えて来たが、さすがに限界〝防犯ベル〟を二ヶ所に設置した。
それでも、キズが止まることが無く、警察に通報した。
その数日後の車の状態が、これ・・・

修理工場の見立てでは、農機具など、作業で使う車、それなりの車輌で、押しつけて付けたキズとの事だった。
自分自身が、完全に〝アラゲル〟状態に追い込まれてしまった期間が、数日続いた。
警察に被害届けを出した際に、アドバイスされた防犯ブザーから〝防犯カメラ〟に変え・・・、
家から離れた車庫ではなく、玄関前に駐車保管する事にしたが、カメラの死角が出来る部分に・・・、
未だ、キズが絶えることは無いし、最近のタイヤでは、殆どあり得ないビスが刺さったパンク被害もあった。
知人などは、ボンネット上で、火炎瓶が燃えていた被害に、遭ったらしい。
気づくのが遅かったら、家が燃えていた。
犯人は捕まり、いまでも、刑務所暮らしらしいが・・・、
小生の被害程度では、ここでは、犯人など検挙される事はないらしい。